こんにちは。cyasiro-と申します。
美味しいもの、食べていますか?
美味しいものはお好きですか?
『極道めし』
まず『侠飯』をご紹介する前に「極道めし」というマンガをご存じだろうか?
土山しげるさんの刑務所で受刑している主人公たちが「食べたいもの」を話して語るマンガです。
現在では随分と刑務所の食事も改善されたそうですがこのマンガの時代は2006年~2012年。
量は少なく、ご飯も白いご飯ではなく麦などが混ぜられていたそうです。いわゆる「くさい飯」ですね。
そんな時代の刑務所のご飯ですから受刑者はとにかくお腹が空いていて美味しいものに飢えていたと考えられます。空腹は最大の調味料。自由に食べられないというスパイスも効いて「食べたいもの」を想像するだけで生唾ものです。出所後に食べたいもの、以前食べた美味しいものでトークバトルを行う、という内容です。
裏社会とご飯でまず思い出すのがこちらのマンガです。初め、「侠飯」を読む前に想像していたのはこんな内容かな?ということでした。読み始めてから、全然違うことに気づいたんですけどね。
さあ、それでは「侠飯」ご紹介いたします。
『侠飯(おとこめし)』
就活中の大学生、若水良太はある晩、コンビニに行こうとマンションを出て人気のない住宅街を歩いていた時にヤクザの抗争に巻き込まれた。
幸い、銃声で誰かが通報したのかすぐにサイレンが鳴り、パトカーが近づいて来る気配。
だが、ここからが不幸。しばらく身を隠す必要があったヤクザの二人組が近くの良太の部屋に転がり込むという。先程、撃たれそうになったところを助けられたので断りたくても断れない。
ここから奇妙な同居が始まる。
二人組のヤクザは痩せた男と顔に傷がある男。痩せた男は20代後半の火野。傷男は組長の柳刃。きれい好きの柳刃の指示で何故かまずは部屋の片づけ。
それから、警察の聞き込みをなんとかやり過ごし(良太はチクりたかったのだが)、テレビをつけるとニュースで先程の事件が取り上げられていた。
ニュースでは日本最大の暴力団幹部が撃たれた組同士の抗争、だという。だが実際には柳刃と火野は発砲していない。相手の撃った流れ弾なのだ。往来での発砲は…と控えていたのに自分たちまで発砲していたかのような報道に怒り心頭な柳刃。
夜も更け、火野には情報を探りに行かせ、柳刃は酒と飯を良太に要求。冷蔵庫にあるもので調理が始まった。作るのは良太ではなく、柳刃?!
そう、この小説はヤクザの組長柳刃が色んな美味しい料理を作ってくれるという内容なのだ。
それが、プロなのか?という程の知識とレパートリーで次々と作っていく。
ただ料理を作るだけでなく、素人の良太に「炊飯の仕方」、「玉子の割り方」といった基本を教えてくれる。
正しい炊飯の仕方、恥ずかしながらわたしは知りませんでした…
結局、あちこちで検問がしかれ外に出られなくなったヤクザ二人組がしばらく良太の部屋に居候をすることになる。
良太も警察に通報しようと考えるが、ニュースでは逃走した暴力団員として良太も数えられている様子。火野におまえもしょっ引かれるぞ、と脅され泣く泣く断念。大学に通いながら、奇妙な同居は続く。
そのうち、良太の大学の仲間も部屋にやって来て、叔父とその会社の人、と偽り共に料理を食べたり就職の相談をしたり。
いつしか柳刃と火野を信頼して仲良くなっていた。だが、「もう少しの辛抱だ」と火野に言われ?
一か月強の奇妙な同居は終わりが近づく。
結末は??
メニュー
章ごとに「美味しそう」なメニューが並びます。
1章 オイルサーディン/カマボコ/リンゴ/ネギ(食材のみ表記)
2章 チャーハン
3章 生ハムのマリネ/アイスバイン/カチョカヴァッロ/バルサミコ酢のサラダ/クリームソースパスタ
4章 ジェイルライス
5章 ステーキ
6章 レトルトカレーアレンジ
7章 鶏鍋
8章 かすうどん
9章 酒茶漬け
ところどころおかしなメニュー名だけれどどれも「美味しそう」でしたよ。
ぜひ、飯テロを食らってみてください。
ドラマ化もしています。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
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